服飾の独学パターンによるデザイナーの狭き門

服飾を学ぶための本が少ない

まず、洋服作りに必要な知識を学ぶための本がそれほど多くないのが実情です。

「本屋さんに行けばたくさんの洋服にまつわる本が発売されているから、それを全て読めばいいのでは」と思われるかも知れませんが、あれはあくまでうわべだけの技術を述べているに過ぎません。

洋服には様々な歴史があり、いろいろな人が来ても大丈夫なように工夫がなされてきています。

縫い方一つ、生地の選び方一つにだっていろいろな考え方や根底となる歴史があるのです。
これを網羅した本というのはほとんどありませんので、独学では学びづらいでしょう。

実践的に服飾資格を教えてくれる場所がない

洋服の知識を仮に身につけたとしても、それをアウトプットすなわち洋服が実際に作れなければ意味がありません。
生地を買ってきて自宅のミシンで作れば確かにそれなりの物ができるかも知れませんが、あくまでそれは自分で着るに足りるに過ぎない物です。
他の人から見て「ここはもっとこうしたらいいのではないか?」とか「これはこうしないとダメだよ」という指導が受けられないため、人様に来てもらえる洋服を作るためには長い時間がかかってしまいます。

本に書いていないことは自分で考えなければならない

洋服に関しての知識を学んだり、実際に洋服を作っている最中に「これって一体どういうことだろう」と思うことはよくあります。
実はそうやって思うことが大切です。

学校に通っていればそうした知識を先生に質問できるのですが、本や自らの知識に頼っての制作だとないがしろになってしまいます。
わからないところがわからないまま放置され、結局無駄な時間を費やす原因にもなります。

独学は自分のペースでできるとか、お金がそれほどかからないというメリットはあるもののデメリットが多いことも又事実です。
専門学校に通うことでお金を失うと言うことはあるものの、少なくとも無駄な時間を費やすことはないでしょう。

あなたにとってお金が大事でしょうか、それとも将来活躍できるチャンスが大事でしょうか。